仲良し

「エド、アル!大変よ!」
「どうしたのウィンリィ」
「朝っぱらから騒がしい奴だな」
「ラっ…」
「「ら?」」
「ラブレターが届いたの!!」



「なにぃぃぃぃぃぃっ!?」「えぇぇぇぇぇぇぇっ!?」



「待て落ち着けウィンリィ!落ち着け!」
「どどどどどうしよう兄さん!?」
「ど、どうもこうもねぇだろ…!
 と、とにかくだなウィンリィ。落ち着いて冷静に対処しようぜ?」
「あんたたち…(そんなにまであたしのことを…!)」


「相手にも一時の気の迷いってやつもあるだろうし」





「─────え?」





「そうそう、何か勘違いしてるかもしれないしね」

「は?」

「人違いとか」
「宛先間違えたとか」
「ちょっ…」
「とにかくだな、事の真偽を確かめないと」
「ウィンリィ、差出人は?」
「……」
「おい、ウィンリィ?」













 ドカっ
 ガンっ














  :
  :





「ってー…」
「あーぁ、怒らせちゃった」
「お前だってノっただろ」
「うん、でも、ほら、ね」
「まぁ、な」











 大事な大事な、女の子だからね。