16.たすけて
「ちょ、助けろ和谷っ」
「はー?」
「は、じゃねぇよ…!
あかり、ちょっと待った!ギブギブ!」
そう言ってヒカルは手をばたつかせるものの、あかりはちっとも放す様子はない。
首を後ろから羽交い絞めにされ、痛いわけでもないが、でも乱暴にすることも出来ずヒカルはただされるがままになっている。。
細い腕に閉められた首を必死にほどこうとするが、あまり力を入れることも出来ないず、残る手段は必死に訴えることだけ。
「自業自得だろ」
「そうよ!ヒカルが悪いんでしょ!」
「藤咲さんがんばって」
「伊角さんまで何応援してんだよ…!」
そう抗議の声を上げるものの、ヒカルの味方は皆無に近かった。
否、むしろ、敵のほうが多いのかもしれない。
「よくゆうよ。うれしーくせに」
「ホントだな」
ヒカルの抗議など意にも介さず、二人はテーブルに残されたお菓子を摘み食う。
誰が助けてなどやるものか。
全く、羨ましいことで。
「頼む、たすけて…!」
(つーか胸が!胸が!)
(当たってるんだよ気付けよあかり!!)
「「ガンバッテ」」
馬にけられたくはないですからね。
「はー?」
「は、じゃねぇよ…!
あかり、ちょっと待った!ギブギブ!」
そう言ってヒカルは手をばたつかせるものの、あかりはちっとも放す様子はない。
首を後ろから羽交い絞めにされ、痛いわけでもないが、でも乱暴にすることも出来ずヒカルはただされるがままになっている。。
細い腕に閉められた首を必死にほどこうとするが、あまり力を入れることも出来ないず、残る手段は必死に訴えることだけ。
「自業自得だろ」
「そうよ!ヒカルが悪いんでしょ!」
「藤咲さんがんばって」
「伊角さんまで何応援してんだよ…!」
そう抗議の声を上げるものの、ヒカルの味方は皆無に近かった。
否、むしろ、敵のほうが多いのかもしれない。
「よくゆうよ。うれしーくせに」
「ホントだな」
ヒカルの抗議など意にも介さず、二人はテーブルに残されたお菓子を摘み食う。
誰が助けてなどやるものか。
全く、羨ましいことで。
「頼む、たすけて…!」
(つーか胸が!胸が!)
(当たってるんだよ気付けよあかり!!)
「「ガンバッテ」」
馬にけられたくはないですからね。
*シリアス書いたあとは楽しい話が書きたくなるんですよ。
他愛無い風景が書きたかっただけなんだよ。